『飲むミノキシジル』は国内で承認されたAGA治療なのか?
AGA広告を読み解くシリーズ⑨
『飲むミノキシジル』は国内で承認されたAGA治療なのか?
AGA(男性型脱毛症)の広告では、
- 「飲むミノキシジル」
- 「ミノキシジル内服薬」
- 「ミノタブ」
- 「発毛内服薬」
といった表現を目にすることがあります。「塗るより飲む方が効きそう」「多くのクリニックで処方されているから安心なのでは?」と思われる方もいるかもしれません。しかし、「飲むミノキシジル」が日本国内でどのような位置づけにあるのかを理解しておくことが大切です。
ミノキシジルには「外用薬」と「内服薬」があります
ミノキシジルには、
- 頭皮に塗る外用薬
- 飲んで服用する内服薬
があります。この2つは同じ有効成分を含んでいても、日本国内での承認状況は異なります。
国内でAGA治療として承認されているのは「外用薬」です
日本国内では、ミノキシジル外用薬がAGA治療薬として承認されています。これは、頭皮へ塗布することを前提に、有効性や安全性について審査を受けた医薬品です。一方で、ミノキシジル内服薬は、日本国内ではAGA治療薬として承認されていません。つまり、AGA治療を目的とした「飲むミノキシジル」は、国内承認薬ではありません。
もともとは別の目的で開発された成分です
ミノキシジルは、もともと血圧を下げる薬として開発された成分です。その後、体毛や毛髪への作用が確認されたことから、AGA治療用として外用薬が開発され、現在では外用薬が承認されています。一方、内服薬については、日本ではAGA治療薬として承認されていません。
「処方されている」ことと「承認されている」ことは異なります
一部の医療機関では、医師の判断のもとでミノキシジル内服薬が処方されることがあります。しかし、医療機関で処方されていることと、厚生労働省がAGA治療薬として承認していることは同じではありません。そのため、広告で「医療機関で処方」と書かれていても、国内承認薬であるとは限りません。
国内承認薬ではない場合に確認したいこと
国内で承認されていない医薬品については、
- なぜその治療を選択するのか
- 期待される効果
- 起こり得る副作用
- 国内承認薬との違い
- 他の治療法との比較
などについて、十分な説明を受けることが重要です。納得したうえで治療を選択することが求められます。
広告を見るときに確認したいポイント
「飲むミノキシジル」という広告を見かけたら、次のような点を確認してみましょう。
- 国内でAGA治療薬として承認されているか
- 外用薬なのか、内服薬なのか
- 医師から十分な説明があるか
- 副作用について説明されているか
- 国内承認薬との違いが説明されているか
これらを確認することで、治療内容をより理解しやすくなります。
監修:ウエストクリニックからのメッセージ
「飲むミノキシジル」は、多くの広告やインターネット記事で紹介されています。しかし、日本国内では、AGA治療薬として承認されているのはミノキシジル外用薬であり、ミノキシジル内服薬ではありません。AGA治療を選ぶ際には、
- 国内で承認された医薬品か
- 科学的根拠に基づいているか
- 医師から十分な説明を受けられるか
を確認したうえで、ご自身に合った治療を選択することが大切です。広告の印象だけではなく、医薬品の承認状況や位置づけも理解し、納得したうえで治療を始めることをおすすめします。
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